
医療法人交友会 原田耳鼻咽喉科の理事長の原田です。
耳鼻咽喉科での言語聴覚士の業務、と聞くとどのような業務を想像されるでしょうか?実際に日本国内の耳鼻咽喉科医院で言語聴覚士が勤務している医院はほとんどありません。
では、なぜそのような状況で言語聴覚士を募集しているのか?
当院では、耳鼻咽喉科の中に補聴器外来を併設しており、過去5年での補聴器外来の受診者は延べ15,000人を超えています。
これまでは認定補聴器技能者が主として補聴器外来を担当しておりましたが、当院の実施する補聴器外来のスタイルが患者さんの御支持をいただき、現在大変予約が取りづらい状況が続いています。
実際に補聴器を求めている潜在ニーズは日本国内でも大変多くあると考えられており、一般社団法人 日本補聴器工業会の調査では、日本の人口の内、難聴または難聴だと思っている人は11.3%いるとされています。人口換算すると約1434万人の方が、難聴または難聴だと思っているということです。
そのうち、難聴者に占める補聴器の所有率(普及率)は13.5%であり、人口に換算すると約200万人ということになります。
これは、約1200万人分の潜在的な補聴器需要があるということだと当院では考えています。
この補聴器の需要は高齢化が進むにつれてさらに増加することでしょう。
ですから当院では社会の需要に応えるためにも多くの言語聴覚士の方の協力を必要としています。
補聴器外来の実施業務には各種の検査はもちろん、カウンセリングやフィッティング業務など多岐に渡ります。複数名の言語聴覚士が補聴器外来に参画し、研鑽をつみながら活躍の場を広げて頂いています。 しかし、それでも人手もスペースも足りなくなってきているのが実情です。 そこで、2013年8月より補聴器外来フロアを新設したところ、すぐに多くの方が来院され、2015年末にさらに補聴器外来フロアを拡張、多くの患者さんのニーズに応えられる様、現在も数名の言語聴覚士が補聴器外来業務に取り組んでいます。
複数名の言語聴覚士が補聴器外来に参画し、研鑽をつみながら活躍の場を広げて頂いています。
聴覚分野での仕事経験の無い方も歓迎です。メーカー主催のトレーニングコースへの参加や、各メーカーの講師が当院まで来訪の上、出張セミナーも随時開催して頂けるので、初めての方でも順序 立てて補聴器について学び、業務に携わって頂くことができます。
・・・・難関国家資格の1つである言語聴覚士。
大きな希望や志を抱いて皆さんはこの道に進まれたかと思います。
一方で、言語聴覚士の活躍できるステージがリハビリテーションに偏り過ぎている現状があり、そのギャップに悩まれている方もいらっしゃるかと思います。
折角取得された資格を眠らせてしまっている方も少なくないでしょう。
当法人の耳鼻咽喉科院内にて補聴器外来を併設するスタイルは、全国的にみても珍しい診療スタイルであり、聴力の改善を提案できる新しいモデルを当法人では確立しようとしています。
先ほども述べましたが、補聴器のフィッティングはこれからも大きな需要が見込まれさらに、社会から求められている仕事です。
つまり、適切な補聴器の提案と聴力の改善のお手伝いという新たなチャレンジにあなたも携わってみませんか?
いずれは当法人を卒業し、ご自身で事業を開始したり、あるいは他の耳鼻咽喉科での補聴器外来開設に尽力して頂いたりと、様々なキャリア形成にも力を注いでいきたいと考えています。
具体的な業務内容としては、耳鼻咽喉科における聴力関連の各種検査や聴覚のリハビリテーションの他に、補聴器外来部門でのカウンセリング業務やフィッティング業務に積極的に携わって頂く予定です。
リハビリテーションだけが言語聴覚士の仕事ではありません。
言語聴覚士の方の本来の領域である聴こえの分野、しかも新しく将来性のあるフィールドで、存分に貴方の力を発揮してみませんか? すぐに面接、という訳ではありません。 見学もいつでも受け入れていますので、お気軽にお問合せください。 貴方の新しいチャレンジをお待ちしています。