大阪 堺市 耳鼻咽喉科(耳鼻科) 原田耳鼻咽喉科 JR鳳駅徒歩3分

アレルギー性鼻炎

主な症状

体のアレルギー反応により、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりの3大症状が起こるものです。

とにかくこの病気は国民病といえるでしょう。検診などでは、症状が出ていない方も含めて、
過半数の方がアレルギー性鼻炎であると言っても過言ではありません。

原因と治療法

原因は、いわゆる抗原と呼ばれるアレルギーの原因となる物質に体が反応して起こるもので、原因は様々なものがあります。(逆に世の中の全ての物質がアレルギーの原因になり得るとも言えます。)


その中でもアレルギー性鼻炎の原因となりやすいものとしては、第一にハウスダスト、そしてスギ、ヒノキなどを始めとする花粉、他にもペットの毛やイネ科の花粉も最近ではアレルギー抗原としては増加しています。


おもしろいことに、スギ花粉が大量に飛散しているはずの田舎の方が、実は花粉症の方が少ないのです。(例えば中国の田舎では花粉症など皆無に等しいのです。)


なぜでしょうか?


これは都市部の方はストレスを抱えたり、乱れた食生活を送ったりと、そういった事が多少なりとも影響しているようです。よって一種の文明病といえるのかもしれません。


当医院ではできるだけガイドラインに準拠した治療を心がけております。

鼻アレルギー診療ガイドラインによると治療薬は、ケミカルメディエーター(アレルギー症状を起こす化学物質である、主にヒスタミンとロイコトリエン)の放出を抑制する物、拮抗的(薬理作用を抑制する)に働く物、ステロイド剤などを主にあげています。ステロイド剤は経口剤と点鼻薬(鼻噴霧薬)がありますが経口ステロイド剤は、全身に作用し肥満、消化性潰瘍、骨粗しょう症、副腎髄質機能低下、糖尿病などの副作用がありますが、点鼻薬は局所にのみ作用し、副作用はほとんどありません。

くしゃみ、鼻水に対しては抗ヒスタミン剤、鼻閉に対しては抗ロイコトリエン剤を用います。症状に応じて同時に上記2剤を用いることもあります。


薬は様々なメカニズムのものが20種類以上存在し、当院ではそれらを組み合わせながらそれぞれの患者さんにとって最適なお薬の組み合わせを探してゆく治療法を行なっております。これは耳鼻科医で処方を受ける大きなメリットであるといえます。

(また、当院では漢方薬の処方も行なっております。ご希望の方はご相談ください。)


抗ヒスタミン剤や抗ロイコトリエン剤で効果不十分な場合は、点鼻ステロイド剤を併用します。また抗ヒスタミン剤は長時間軽度作用型のものと短時間強力作用型のものがありますので症状に応じて使い分けます。また重症・最重症の症例の場合は、ガイドラインによると最長7日間までの経口ステロイド剤の使用を認めています。しかし、いかなる場合であってもデポステロイド(ケナコルト等)の筋肉注射は副作用の観点から薦めていません。


ところが最近では、薬の効果がよくなっており経口ステロイド剤の必要性はほとんどなくなりました。


薬物療法が無効あるいは、年余にわたり投与の中止ができない場合は手術療法または免疫療法を考慮します。免疫療法は、アレルゲン(アレルギーを起こす物質)のエキスを注射してアレルギー反応を抑制する治療法です。

しかし免疫療法は

1.  維持量に達するまでは、週1回の定期的な通院が必要。
2. 約5%の症例には免疫療法が全く効かない。
3. スギ花粉飛散期に抗アレルギー薬から開放される確立は約80%であり、6から7年後までに治癒して医療機関から解放される確立は約35%である。
4. 抗原注射により約2000回に1回の頻度でアナフィラキシーショックに代表される高度全身反応が発生する可能性がある。
長期にわたる治療が必要なこととアナフィラキシーショックの対応ができないことなどから当医院では行っていません。

●手術療法

手術療法は、「レーザーによる鼻粘膜焼灼術」、「鼻閉を改善する鼻腔整復術」や「鼻漏を抑制する後鼻神経切断術」があります。当医院は外来で行える「レーザーによる鼻粘膜焼灼術」を行っております。後2者は手術室で行わなければならないため、必要に応じて高次医療機関を紹介しております。

レーザー療法は遠赤外線レーザーを下鼻甲介粘膜に照射し表面を焼灼して熱傷を負わせます。熱傷の治癒過程で表層に瘢痕層を形成しこれがバリアになってアレルゲンに対する反応が著しく低下します。そのことによってくしゃみ鼻汁、鼻閉などのアレルギー症状が軽減します。有効率は80%で約1年間持続します。麻酔は麻酔薬の浸潤のみで痛みはほとんどありません。